牛の分娩検知システム「牛わか」、画像認識AIの強化による
分娩検知精度向上のため新バージョンの提供を開始
~畜産×AIで働き方改革を支援。農家の負担軽減と分娩事故の低減に貢献~

お知らせ

ノーリツプレシジョン株式会社(本社:和歌山県和歌山市、代表取締役社長:吉井 剛)は、北里大学獣医学部と共同開発した牛の分娩検知システム「牛わか」の利用者に、画像認識AIの強化による分娩検知精度等の機能向上を目的とした新バージョンのソフトウエアの提供を開始します。

今回のバージョンアップでは、「牛わか」をご利用いただいている生産者様からの声をもとにソフトウエアの改善を行いました。本システムは、オンラインによる自動バージョンアップが可能で常に最新ソフトをご利用いただけます。

【改善内容】

  1. 尾上げ行動の検出および通知
    画像認識AIによって尾上げの有無を検出し、尾上げ行動が一定以上見られる場合に通知を行います。これにより従来のバージョンでは検知が難しい牛の行動にも対応できるようになりました。
  2. 分娩監視カメラの設置環境の違いによる影響の低減
    分娩監視カメラを取り付ける高さや分娩房の大きさによって生じる影響を低減する補正を導入します。これにより設置環境の違いによって発生していた検知精度への影響を抑えることに成功しました。
  3. 分娩監視カメラの画質向上
    既にご利用いただいている生産者様の通信環境を分析し、カメラの最適化を行った結果、より解像度の高い映像で分娩房の状況を確認いただけるようになりました。

■営業情報
バージョンアップ時期: 2023年5月頃